幸福度第一位に輝いたフィンランド!フィンランドは子育て家族にやさしい制度がたくさんあって、中には旅行者にもうれしい制度も!制度を正しく理解して利用できるよう紹介します。
子育て大国フィンランド
フィンランドは子育て支援がとても手厚い国で有名です。
子供が生まれると、国から無料で充実な子育てボックスがもらえます▼
ボックスの中には、洋服やおもちゃなどたくさんのグッズが入っていて
なんとボックスはそのまま赤ちゃんベッドに!
日本にも是非導入してほしい素敵な制度ですね。
この子育てボックスですが、日本からも購入可能です。
ムーミンがつまった子育てボックスはとても、かわいくて
贈り物にもおすすめです◎
そんな子育て支援が充実したフィンランド
なんと、交通機関の運賃が無料となるルールがあります!
ヘルシンキ交通局運賃が無料に
ヘルシンキでは、ベビーカーを押している大人の
HSL交通費が無料になります。
ただし、ルールをしっかり理解してから、制度を正しく利用しましょう。
フィンランドはルールに厳しい国です。
電車には改札がないので、チケット無しでも電車に乗れてしまいますが、
無賃乗車が発覚した場合は、何千円、何万円の罰金が科せられます。
旅行者であっても容赦ないです。知らないでは済まされません。
改札が無いので、時々抜き打ちで見回りがきます。
トラムやバスの場合、前後のドアから同時に入ってきてはさみうちとなるので
決して逃げられないように見回りがくるそうです。
なので、無料で乗れるんだ!としっかりルールを確認せずに
乗車してしまうと、無賃乗車で罰金となってしまう可能性があるので
最新のルールをしっかり確認してから利用してくださいね。
無料になるのはHSL交通機関
まず、無料となるのはヘルシンキ交通局、通称HSLの交通機関のみです。
フィンエアーのエアポートバスや、VR鉄道については、
ここで書いてあるルールの対象外ですのでお気を付けください。
HSLの乗り物についてはこちらでまとめています▼
0~6歳の子連れベビーカー利用が無料対象
HSLのベビーカーに関する制度は次のように書かれています。
You are entitled to free travel when travelling with a child aged between 0 and 6 years in a pram, pushchair or wheelchair. Bicycle trailers for children count as prams.
こちらに記載されているので、常に最新情報ご確認ください
このことからわかるのは、ベビーカーをただ押しているだけではだめということ。
0~6歳の子供を連れて、かつ、ベビーカーを押している場合に無料となります。
例えば、こんなシチュエーションは無料になりません
- 0~6歳の子供をだっこひもで連れて、ベビーカーは持参していない
- ベビーカー持参しているが、0~6歳の子供が一緒にいない
次のケースは無料となります
- 0~6歳の子供をベビーカーに乗せている状態で乗車した
- 乗車中、0~6歳をベビーカーから降ろした
次のケースはわからないので、できるだけ避けた方がいいです
- ベビーカーは持参しているが、0~6歳の子供だっこひもっで連れて乗車
ちなみに、0~6歳の子供はもともと料金無料です。
ベビーカー1つに対し大人1人が無料
次に、無料となるのは、ベビーカーひとつに対して、大人1人のみだと思います。
実際に利用したことないので、不確定なのですが、HSLのQ&Aに
ベビーカーは無料になるのに、だっこ紐では無料にならない理由について書かれています。
Q:
Why a mother with a baby in a sling cannot travel for free while a person traveling with a small child aged 0-6 years in a pram, pushchair or wheelchair is entitled to free travel on public transport?
A:
The rule was designed with the child’s safety in mind. If you’re traveling with a pram or pushchair, you need to board the vehicle through the middle door. The adult traveling with a small child in a pram can travel for free so that they do not have to leave the child unattended in the pram while paying the fare.A child in a sling or front carrier is safely with the parent. The parent can board the bus through the front door and pay the fare prior to taking a seat without having to leave the child alone.
最新の情報はこちらをご確認ください
回答を意訳するとこんなことが書かれています。
この制度は子供の安全を念頭に設定されています。もし、あなたがベビーカーを押していたら、広いスペースのある中央のドアから乗り物(バスやトラムなど)に乗り込む必要があります。その時、あなたが1人子供をベビーカーに残したまま、乗り物の先頭に行き運賃を支払うのは子供にとって安全ではありません。そのため、あなたは無料で乗り物に乗ることができます。だっこ紐である場合は、先頭から乗車し、運賃を支払うことができ、子供の安全を脅かさないので、運賃を支払う必要があります
このQ&Aから推測するに、
大人2人、ベビーカー子供1人であるなら、
ベビーカーを押している大人1人のみ運賃無料になると思います。
1人はベビーカーに付き添わないといけないですが、
もう1人は自由に動けるはずなので、運賃を払う必要があると解釈できます。
HSL無料ルールまとめ
ということでルールをまとめるとこんな感じです。
- ルールの対象はHSL交通機関
- 0~6歳の子供は無料
- 0~6歳の子供をベビーカーに乗せた状態で乗車すると、ベビーカー押している大人1人が無料
- 一度乗車したら、子供はベビーカーにずっと乗せておく必要はない
- 0~6歳の子供をだっこ紐で連れて乗車しても、無料とならない
- 無賃乗車の罰則は大変厳しいので、乗車する前に最新情報確認必須
とても素敵な制度ですが、
ひとつ間違えると、罰金対象の無賃乗車になってしまいます。
乗り物に乗る前に、駅員さんや車掌さんに
ベビーカーで運賃無料となるのか確認することをおすすめします。
例えばこんな感じ
Can I entry free?
My baby is in this pram.
pramで通じなければ、pushchairやbuggyなど
ベビーカー(baby car)は和製英語なので通じません
まとめ
インスタでも多くご相談があったので、
ヘルシンキ交通局のベビーカー無料ルールをまとめてみました◎
お子様連れのフィンランド旅行にも役立ったらうれしいです。
ヘルシンキ中央駅から徒歩8分ほどのヘルシンキ中央図書館Oodiには
キッズスペースや無料のきれいなトイレもあるのでおすすめです
詳しくはこちらで紹介しています▼
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こちらの記事が参考になればうれしいです▼