今回フィンランド旅行行くにあたり、むこうでの通信環境を確保したくて色々調べた結果、海外プリペイドSIMという方法を見つけました。知ってる人には常識ですよね(^^;)
そういうのにはめっぽううとかった私の目線で、フィンランドでのプリペイドSIM利用を体験記としてまとめました。やったことないけど、挑戦してみたいという方に読んでもらえたらと思います。
今回フィンランドキャリアの「dna」を利用しました
INDEX
SIMについて
SIMってなに
詳しいことはググッてもらったほうが安心ですが、ずばりこれのことです▼
iPhoneだとサイドからピンを使って取り出せます。
これはauのSIMですが、ソフトバンクやドコモ、格安キャリアのマイネオなどのSIMに入れ替えることによって、別の通信会社の回線を利用できるようになります。この辺りはあまり詳しくないので、興味があればググッてみてください。
つまり、フィンランドの通信会社のSIMに入れ替えれば、自分のスマホがフィンランドで通信できちゃうということです。
SIMロック解除ってなに
上でSIMを入れ替えれば、他の通信回線を使えると言いましたが、その前にSIMロック解除をしなければならないです。
昔は各キャリアがSIMロックすることで、他の回線への乗り換えを防いでいたのですが、最近は法律が変わって?簡単に解除できるようになったみたいです。独占市場を打破するためですかね。その辺は詳しくわからないです。
機種やキャリア、購入日などによってSIMロック解除できるかどうかが違います。体験記の中でも簡単にまとめたので、読んでみてください。
プリペイドSIMってなに
プリペイドSIMはあらかじめいくらかをチャージしておいて、その料金分だけ通信ができるSIMです。短期の旅行であれば、プリペイドSIMで問題無いです。万が一足りなくなったら追加でチャージすればOKです。
今回私が購入したプリペイドSIMは、1日0.89€で通信し放題(電話除く)で7€分チャージされていたので、7日は余裕で使えます。
フィンランドキャリアのプリペイドSIM
キャリアは日本でいうとauやドコモのことです。フィンランドでは下記のキャリアでプリペイドSIMが販売されているのを確認しました。
DNA, Saunalahti, TELIA
プリペイドSIM体験記
私のスマホスペックは下記です。このスマホでの体験記を綴っていきます。
- au
- iPhone 6s
- 2016年秋頃購入
自分のスマホがSIMロック解除可能か確認
auの場合は
こちらから調べることができます。
他のキャリアは、例えばドコモなら
ドコモ SIMロック解除 対象機種
などとググると良いと思います。具体的な機種名がわかるなら機種名でググッても良いですね。
調べた結果、私のスマホはSIMロック解除可能でした◎
フィンランドキャリアに自分のスマホが対応可能か確認
では次に、自分のスマホで海外SIMを使えるかどうかを確認する必要があります。これ調べるのが結構難しくて、最終的にはプラチナカードのコンシェルジュにお願いしました(^^;) すぐに正確に調べてくれるので、ほんとに便利。
コンシェルジュに関してはこちらで紹介しています▼
自力で調べる場合は、海外キャリアサイト(ほぼ英語)か同じようにブログで紹介してくれているのを見つけないといけないです。
私が自力で調べようとしたやり方はこんな感じです。
自分のスマホの通信方式、対応可能周波数帯を調べる
auならこちらで確認できます。
iPhone 6sだと通信方式がLTEで、この周波数帯が利用できます▼
海外キャリアの周波数帯を調べる
海外キャリアが使っている周波数帯と、自分のスマホが使える周波数帯が一致していれば、利用することができます。
フィンランドキャリアの周波数帯はこちらのページで調べられます。
周波数帯の表記が異なるので少し不安な感じです。結果的にはiPhone 6sでdnaのプリペイドSIMは利用できました。
もう少し詳しく調べたいときは、海外キャリアの公式ページを直接見た方が安心です。
finland dna band
bandは周波数帯という意味です
バックアップをとる
SIMロック解除前に、バックアップをとることをおすすめします。公式ページでも推奨されておりますので、iPhoneであればiCloudにバックアップをとっておくと良いです。
SIMロック解除
周波数帯が一致することがわかれば、SIMロックを解除します。
先にSIMロック解除しても問題無いですが、結局海外SIM使えなかったら意味がないので、この順番にしてます。
auの場合、店頭で3000円払えば解除してくれるみたいですが、WEB上で簡単に無料でSIMロック解除できます。
SIMロック解除する時に、4桁の暗証番号が必要です。スマホ購入時に自分で設定して、あまり出番のない暗証番号です。覚えてますか?ちなみに私は忘れてました(^^; 1日に3回間違えると、次の日までSIMロック解除できなくなってしまうので、旅行出発数日前から挑戦し始めると良いですね。私はなんとか3回目で成功しました。
auの場合は次のように解除できます。
こちらにアクセスして、SIMロック解除のお手続き(My au)をクリック▼
SIMロック解除する端末を選択▼
ここで4桁の暗唱番号を入力です▼
内容を確認したら、チェックして次へ▼
解除の理由を入力したら、「この内容で申し込む」をクリック▼
手続き完了です。簡単ですよね▼
ドコモ simロック解除 方法
などと検索すれば、見つけられると思います。
SIM取り出しピンを購入
無事に、SIMロック解除もできたので、フィンランドでSIMを取り出せるよう専用のキットを購入しました。
結構直前だったので通販では買えず、近くの家電量販店をいくつかまわってなんとか手に入れました。
スマホアクセサリー付近に置いてありました。店員さんにもSIM取り出しピンて言えば伝わります。
時間のあるかたは通販のが安いのでおすすめです。私が買ったのはこちらのものです▼
ピンに加え、取り出したauのSIMも保管できるし、クレジットカード並の薄さなので、財布に入れることができ紛失する心配もありません。(財布はなくさないようにしましょう)
フィンランドでプリペイドSIMを購入
プリペイドSIMはヘルシンキヴァンター空港のR-kioskで購入しました。到着ロビー出てすぐにあります▼
英語で言うならこんな感じに言えば伝わります。
Can I have prepaid sim? 5days.
単純にプリペイドシムって言えば十中八九伝わります。
空港では買う人が多いのか、店員さんも慣れています。何日滞在するのかを伝えれば最適なものを渡してくれます。
空港R-kioskにはこんな感じで店員さんのすぐ後ろに置いてありました▼
そして、店員さんが渡してくれたのがこちらです▼
これは、事前に調べていて使えるのがわかっていたものだったので、そのまま購入。
あらかじめ、7€分チャージされている状態です。事前調査では、7.9€だったと思うけど、
セールをしていたのか4.9€で購入できました。ラッキー◎
(2019/4/26 追記)
2019年春にもフィンランドで同じsimを購入して通信できました◎
SIMの入れ替えに挑戦
ホテルに着いたらSIMの入れ替えに挑戦しました。凡ミスによりかなり四苦八苦したのですが、失敗談もまじえつつご紹介します。
購入したプリペイドSIMを開封。こんなに大きいパッケージですが、必要なのは、右側のカードの中心にあるこの小さいSIMです。左側には説明書が各言語で書かれています。残念ながら日本語はなかったです▼
カードがこちらです。自分のスマホに必要なSIMの大きさに切り取ります▼
裏面には、銀紙でPINコードが隠されていますので、コインなどで削っておきましょう▼
iPhone 6s の場合は、nanoサイズで一番小さいサイズです▼
iPhone以外で、もし間違えて小さく切り取りすぎても、うえで紹介したキットを利用すれば問題ないです。大きさに合わせたソケットが各サイズ用意されています▼
スマホの電源を切ったら、キットのSIMピンで、スマホからSIMを取り出します。
iPhone 6s の場合はサイドに小さな穴があるので、ここにピンをぐぐっとさします。そうするとこんな感じでSIMが出てきます▼
取り出したauのSIMはキットのソケットに入れて保管。スマホの方には、先ほど切り取ったdnaのSIMを設置します▼
電源を入れると、「SIMはロックされています」と出るので、「ロック解除」を選択します。
が、ここで問題発生こういう画面が出てほしいのに▼
「ロック解除」という選択肢がでない。再起動しても、SIMをさしなおしても出ない(;_;)▼
時差ボケで眠たい中15分ほど格闘してあることに気づきました。
機内モードになっていました!機内モードを解除すると、すぐに、「ロック解除」という選択肢がでました!よかった。そりゃそうだね、機内モードだと、データ通信切ってるからね。ちなみに余談ですが、機内モード中でもwifiはつながるので、プリペイドsimを利用しない場合は、海外旅行中は常に機内モードにしてます▼
すると、PINコード入力画面へ進みます。PINコードは、カード裏の銀紙を削った左上に書いてある4桁の数字を入力します▼
そして、無事DNAで通信することができました!▼
通信可能になると、SMSメッセージが届くはずですが、私はなぜか届きませんでした。SIM入れたときに機内モードにしていたせい?
でも、まぁ通信できてるからよいかということであまり気にしなかったです。
電源切れるたびにPINコード入力が必要
私だけかもしれませんが、スマホの電源が切れて再起動すると、毎回PINコードの入力を要求されました。パスワードは写真に撮っておくか、カードを携帯しておくことをおすすめします。
テザリングも可能
テザリング(インターネット共有)もできました。同伴者と近い距離にいる間はひとつのSIMで二人共通信できるので、一人分だけSIMを買って、あとはテザリングで共有するもの良いかと思います。
まとめ
フィンランドでプリペイドSIMを使った体験記を紹介しました。一番便利だったのが、グーグルマップです。
フィンランドはどのお店もだいたいフリーwifiがとんでいますが、
歩いている途中に次の目的地までの道順を調べられるので、
バスもトラムもすいすい乗りこなすことができました。
こちらで紹介している、トラムマイマップも利用できます▼
リーズナブルにフィンランド旅行へ行きたい!という方にはこちらが参考になればうれしいです▼
ポケットwifiとの価格比較はこちらでまとめています▼